FXを行う上で必要となるのがFX業者です。しかし、FX業者についてみなさんはどれくらい理解していますか？あまりわかっていない方の方が多いのではないでしょうか。一言でFX業者と言っても、国内と海外ではFX業者が異なります。この記事を読んで国内、海外のFX業者について、しっかり理解しましょう。
FX業者の役割と機能
FX業者は、外国為替取引（Foreign Exchange, FX）を提供する金融業者のことを指します。これらの業者は個人投資家や法人向けに、通貨ペアを対象とした取引サービスを提供しています。
それ以外にもFX業者は上記の役割と機能を持っています。それぞれどのような役割なのか詳しくみていきましょう。
FX業者の役割①取引プラットフォームの提供
FX業者は、取引を行うためのオンラインプラットフォームを提供します。これにより、投資家は自身のコンピューターやモバイルデバイスから取引を行うことができます。取引プラットフォームは、取引の実行やチャート分析、リアルタイムの市場情報の提供など、さまざまな機能を備えています。
FX業者の役割②取引注文の受け付け
FX業者は、投資家からの取引注文を受け付けます。投資家は、市場価格での即時成行注文や特定の価格での限定注文（指値注文）を出すことができます。業者はこれらの注文を実行し、取引を成立させます。
FX業者の役割③レバレッジの提供
FX業者は、投資家に対してレバレッジ（証拠金に対しての取引拡大）を提供することがあります。これにより、投資家は少額の証拠金で大きな取引を行うことができます。ただし、レバレッジを使用することは高いリスクを伴うため、慎重な取引とリスク管理が必要です。
FX業者の役割④スプレッドの提示
FX業者は、通貨ペアの買値と売値の差額であるスプレッドを提示します。スプレッドは業者の手数料として機能し、取引のコストに影響を与えます。一般的に、競争力のある低いスプレッドを提供する業者が好まれます。
FX業者の役割⑤サポートと教育提供
FX業者は、投資家に対してトレードに関するサポートや教育資料を提供することがあります。これには、市場分析レポート、チャート解説、トレード戦略の提供、ウェビナーやセミナーの開催などが含まれます。投資家の知識やスキルの向上をサポートし、取引活動のサポートを行います。
国内のFX業者一覧
日本国内には以下のFX業者がいます。情報は常に変動する可能性がありますので、最新情報を確認することをおすすめします。
国内のFX業者①SBI証券 FX
SBI証券は、日本国内で最も有名な証券会社の一つであり、FX取引も提供しています。優れた取引プラットフォームや多様な通貨ペア、低スプレッドなどの特徴があります。
国内のFX業者②GMOクリック証券FX
GMOクリック証券は、日本国内でも有名なFX業者です。取引プラットフォームやツールの充実度が高く、低コストのトレードが可能です。また、レバレッジの設定や独自のトレードツールなども提供しています。
国内のFX業者③DMM FX
DMM.com証券が提供するDMM FXは、日本国内で人気のあるFX業者です。高いレバレッジや多様な取引ツール、自動売買システムなどが特徴です。ユーザーフレンドリーなインターフェースやサポート体制も充実しています。
国内のFX業者④外為ジャパン FX
外為ジャパンは、世界的なFXブローカーであるFOREX.comの日本法人です。幅広い通貨ペアの取引が可能であり、高い流動性と低いスプレッドが特徴です。また、取引ツールやチャート分析ツールも充実しています。
海外のFX業者一覧
FXは日本だけではなく海外でも盛んに行われています。次に海外のFX業者について紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
海外のFX業者①IG
IGはイギリスに本拠を置く世界的なFXブローカーであり、多くの国でサービスを提供しています。競争力のあるスプレッドや豊富な通貨ペア、高度な取引プラットフォーム、顧客サポートなどが特徴です。
海外のFX業者②OANDA
OANDAはカナダに本拠を置くFXブローカーであり、世界中で広く利用されています。透明性の高い取引環境や幅広い通貨ペア、ユーザーフレンドリーなプラットフォーム、高品質なチャート分析ツールが魅力です。
海外のFX業者③Forex.com
Forex.comはアメリカの有名なFXブローカーであり、多くの国で利用されています。多様な通貨ペア、専用の取引プラットフォーム、高い流動性、競争力のあるスプレッドが特徴です。
海外のFX業者④XM
XMはキプロスに本拠を置く人気のあるFXブローカーであり、グローバルな顧客基盤を持っています。多様な取引口座の選択肢、低スプレッド、高いレバレッジ、多言語サポートなどが特徴です。
海外のFX業者⑤Pepperstone
PepperstoneはオーストラリアのFXブローカーであり、世界的に知名度があります。競争力のあるスプレッド、高い流動性、豊富な取引ツール、優れた実行速度が特徴です。
FX業者の収入源について調査
国内・海外のFX業者を調べましたがそれらのFX業者がどのようにして収益を得ているのかについても解説していきます。FX業者の収益の仕組みはいくつかの要素に基づいていますが、一般的な収入源として言われている項目をいくつか見ていきましょう。
①スプレッド
スプレッドは、FX業者の主要な収益源の一つです。スプレッドとは、通貨ペアの買値と売値の差額であり、業者が取引を提供する際の手数料となります。業者は通常、市場価格よりもわずかに不利な価格で取引を提供し、その差額を手数料として収益化します。
②取引手数料
一部のFX業者は、スプレッドに加えて取引手数料を課す場合があります。これは、取引の実行や管理に関連する費用をカバーするためです。手数料の金額や形態は業者によって異なります。
③レバレッジ
FX業者は、投資家に対してレバレッジを提供することがあります。レバレッジは、投資家が証拠金以上の取引を行えるようにする仕組みであり、業者はそのレバレッジを活用した取引で発生する金利差（スワップ）や手数料などから収益を得ることがあります。
④追加サービスやツール
一部のFX業者は、追加のサービスやツールを提供しており、これによって収益を得ることがあります。例えば、高度なチャート分析ツールやアラートサービス、自動売買システム、教育資料などが該当します。これらのサービスやツールには、利用料や手数料が発生する場合があります。
⑤顧客の取引活動
顧客の取引活動も、FX業者の収益に影響を与える要素です。顧客が頻繁に取引を行い、大量の取引量を生み出す場合、業者はその取引から手数料やスワップなどの収益を得ることができます。
【まとめ】FX業者は国内・海外の2種類がある！用途に合わせて選ぶようにしよう
今回は国内と海外のFX業者について解説しました。これからFXで収益を得たいと思っているのであれば、用途に合わせたFX業者を選ぶ必要があります。初心者がいきなり海外のFX業者を選ぶのはハードルが高いので、まずは国内のFX業者を選んで始めてみてはいかがでしょうか。
